ドイツ生活の長い私ですが、今でも年に2回は日本に一時帰国しています。2026年5月に帰国した際に、経由地の入国管理でトラブルになりかけた体験をお話しします。

その場では平気な顔をしていましたが、実は心臓バクバクだったんですよ!
eATカード更新中の一時帰国
私は2026年4月にパスポートを更新したのですが、その後 eATカード(ドイツの滞在許可カード)の更新手続きを済ませたものの、作成に4週間かかるということで、ドイツ出国時は期限の切れた古いカードしか持っていませんでした。更新手続きの際にドイツ移民局で「この人は正式な滞在許可を持っています」という紙の証明書をもらっていたので、特に心配はしていませんでした。
かつ、「日本のパスポートならビザなしで90日まで滞在できるし、書類もあるし大丈夫だろう」と簡単に考えていました。ところが、これが甘かったのです。
経由地の入国審査でまさかの足止め
行きはよいよい?
いつも日本へ帰る時はアジア経由が多いのですが、この時はフィンランド経由の便を利用していました。ヘルシンキ空港で乗り換えの際、出入国審査場でパスポートを提示したら、ドイツの滞在許可証の提示を求められました(これはよくあること)。
期限の切れた古いeATカードを見せながら、「更新中やねん。正式書類もあるから見てや」と提出した書類は、そう、当然のことながらドイツ語です。いかついフィンランドの入国審査官は、じーっと書類を見つめ無言。
「ドイツ語読めんのかな、この人?😅」
と心でツッコミを入れながら待つこと10分くらい?審査官は何やらシステムに打ち込み、やっとのことで審査場を通過させてくれました。まあ、最悪の場合は日本への強制送還(?)なんだから、日本へ行こうとしている日本人を止めるはずもないわよね?くらいに考えていました。
帰りは怖い?
しかし、日本から欧州へ戻る時は、そう簡単にはいきませんでした。
ヘルシンキ空港に到着。入国審査官の若いお兄さんはニコニコしながらも、「ドイツ語の書類は読めないよ?」と厳しい一言を😨いや、分かります、分かりますけど、これはドイツ移民局の公式証明書なのです、これ以上権威のある書類を作成してもらうことは不可能なんです、と心でツッコミながら、足止め約30分。乗り換え便の搭乗時刻が迫り、焦る私……。
この時点まで私は「書類がダメでも、日本のパスポートは90日までビザなしでドイツに入国できるはず!なので問題なし!」と思い込んでいたのですが、その90日というのは”180日間のうち90日まで”なのです。2026年だけでもすでに4か月ほどドイツに居た私は、この条件に合わないのです。
「後ろめたそうにしたらアカン、当然の権利のようにふるまうんや!」←心の声
お兄さんも私もニコニコしながら、お兄さんの同僚がドイツ語の書類を確認してくれるのを待ちました。後ろで並んでた人達、ゴメン🙏 結局、書類が確認できたのか何なのか分からないまま、なんとか審査場を通過させてもらうことが出来ました。
書類があっても安心とは限らない
ピンポイントで「eATカード更新中に、EU外に出る」というシチュエーションがどれだけ頻繁に起こるか分かりませんが(eATカードは10年更新)、運悪くそのタイミングに当たったせいで、冷や汗をかいてしまいました。
もちろん、eATカードの有効期限が切れている=ドイツの滞在許可そのものが失効している、という意味ではありません。「権利は持っている、ただカードは失効している」という状況です。最終的には通してもらえましたが、乗り換え時間が短かったり、担当者によって判断が違ったりしたら、もっと面倒なことになっていたかもしれません。
「紙の証明書があるから大丈夫」と思っていても、経由地ではその書類をすぐに理解してもらえるとは限りません。特に、ドイツ以外のシェンゲン協定加盟国を経由する場合は、思わぬところで足止めを食う可能性があるので注意が必要です。←特に私!!気をつけろ私!!
おわりに
今回、例えばいつものようにアジア経由だったら、ドイツの出入国管理を通るので大きな問題はなかったでしょう。例の書類を見せれば一目で理解されたはずです。ちょっと悪いタイミングが重なって起きた出来事でした。

みなさんはこんな目に遭わずに済むように、パスポートも eATカードの更新も充分余裕をもって済ませるようにしてくださいね!
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