ドイツにビザなし滞在できるのは何日?「90日ルール」の落とし穴をわかりやすく解説

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日本のパスポートを持っている場合、観光や短期滞在であれば、ドイツにはビザなしで入国できます。ただし、よく耳にする「90日まで」というルールには誤解しやすい点があります。この記事では、旅行者向けにその仕組みをわかりやすく整理します。

まいん
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長期旅行や滞在を計画している場合は、特に気をつけて!

日本のパスポートでドイツに滞在できる日数

日本のパスポートを持っている場合、観光・訪問・短期商用などを目的とした短期滞在であれば、ドイツにはビザなしで入国できます。

ただし、ビザなしで滞在できる日数は、ドイツだけで「90日まで」という意味ではありません。ドイツを含むシェンゲン圏全体で、180日間のうち最大90日までとされています。

たとえば、ドイツのほかにフランス、オランダ、イタリアなど、他のシェンゲン加盟国に滞在した日数も合算されます。ドイツ旅行だけを考えているつもりでも、同じ期間(180日)内に他のヨーロッパ諸国を訪れている場合は、その日数も含めて確認する必要があります。

「一度出国すればまた90日」ではない

モモ
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90日の数え方を詳しく見てみるにゃ

90日は毎回リセットされない

ビザなし滞在の90日ルールで誤解しやすいのが、「一度ドイツを出れば、また新しく90日滞在できるのでは?」という点です。しかし、実際には一度ドイツやシェンゲン圏の外へ出たからといって、その時点で滞在日数がリセットされるわけではありません。

また、「1月から6月まで」「7月から12月まで」のように、半年ごとに区切って計算するものでもありません。入国しようとする日から過去180日をさかのぼり、その期間内にシェンゲン圏に滞在していた日数を確認します。

具体例で見る90日ルール

たとえば、次のようにシェンゲン圏に滞在したとします。

  • 1月に20日
  • 4月に30日
  • 5月に10日
  • 6月に30日

この場合、8月に再入国しようとした時、1月分の20日はすでに計算対象から外れていても、4月・5月・6月の滞在分はまだ残っています。

つまり、4月の30日、5月の10日、6月の30日を合計すると、すでに180日以内に70日滞在していることになります。そのため、8月に入国する場合、滞在できる期間は90日から70日を引いた20日です。

このように、90日ルールは「どこかで一気にリセットされる」のではなく、古い滞在日が少しずつ計算対象から外れていく仕組みです。

シェンゲン圏とは?

モモ
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ニュースでもよく聞くシェンゲン圏って何にゃ?ちょっと詳しく勉強するにゃ

国境審査が原則なくなる区域

「シェンゲン圏」とは、ヨーロッパの中で、加盟国間の国境管理を原則としてなくしている区域のことです。シェンゲン圏内では、多くの場合、国をまたいで移動しても通常の出入国審査は行われません。たとえばドイツからフランス、オランダ、オーストリアなどへ移動する場合、日本からヨーロッパへ入国するときのようなパスポート審査は基本的にありません。

そのため、ビザなし短期滞在の日数も「ドイツで何日、フランスで何日」と国ごとに別々に数えるのではなく、シェンゲン圏全体で合算されます。EU公式の「短期滞在日数計算ツール Short-stay Calculator 」ページでも、シェンゲン圏の国を訪れる場合、「あらゆる180日間のうち最大90日まで(maximum of 90 days within any 180-day period)」と説明されています。

EU加盟国とシェンゲン圏の違い

EU加盟国とシェンゲン圏は完全に同じではありません。シェンゲン圏にはEU加盟国の多くが参加していますが、スイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインのようにEU加盟国ではない国も含まれます。一方で、EU加盟国でもシェンゲン圏とは別の扱いになる国があります。旅行計画を立てるときは、「ヨーロッパ」「EU」「シェンゲン圏」を同じものとして考えないように注意が必要です。

(参考)シェンゲン加盟国一覧

オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス。

※EU加盟国のうち、アイルランドとキプロスはシェンゲン圏に含まれません。一方で、スイス・ノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタインはEU加盟国ではありませんが、シェンゲン圏に含まれます。

90日を超えた長期滞在をする場合

長期滞在・就労・ワーキングホリデー・留学などの場合は、それぞれの目的に応じたビザや滞在許可が必要になります。詳しくは「ドイツ生活手続きガイド」カテゴリーに書いていますので、そちらをご覧ください。

おわりに

日本のパスポートは、ドイツ旅行ではとても便利です。ただし、「90日まで」というルールは思ったより誤解しやすいもの。長めの旅行や複数回のヨーロッパ渡航を考えている方は、出発前に滞在日数を一度見直してみてください。

まいん
まいん

90日ルールに気を付けて楽しい滞在を!

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