ニュルンベルクは、ドイツ南部にある人気観光都市です。世界的に有名なクリスマスマーケットの開催地として知られていますが、街歩きの楽しい美しい旧市街も大きな魅力のひとつです。

この記事では、ニュルンベルク観光で訪れたいスポットや、半日・1日モデルコースをご紹介します。
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- ニュルンベルクってどんな街?
- ニュルンベルクへの行き方とチケット
- おすすめモデルコース
- ニュルンベルクの見どころ
- 現地ツアー紹介
- おわりに
ニュルンベルクってどんな街?
ニュルンベルクは、バイエルン州北部のフランケン地方にある歴史都市です。ミュンヘンに次ぐバイエルン州第2の都市で、中世には神聖ローマ帝国と深く結びつき、帝国議会も開かれた重要な街でした。
また、世界的に有名なクリスマスマーケット「ニュルンベルク・クリストキントレスマルクト(Christkindlesmarkt)」の開催地としても知られています。美しい旧市街やニュルンベルク城、画家アルブレヒト・デューラーゆかりの地として知られる一方、近代史ではナチス党大会やニュルンベルク裁判の舞台にもなりました。中世の華やかさと20世紀の重い歴史、その両方をあわせ持つ都市です。
ニュルンベルクへの行き方とチケット
主要都市からのアクセス
ニュルンベルク中央駅(Nürnberg Hauptbahnhof)にはICEや地域列車が発着しており、ドイツ国内の主要都市から鉄道でアクセスできます。
最新の所要時間や運賃は、DB(ドイツ鉄道)の公式サイト で確認してください。
市内交通
ニュルンベルク市内は、Uバーン(地下鉄)・トラム・バス・Sバーンなどの公共交通機関が整っています。中央駅から旧市街までは徒歩でもアクセスしやすく、主要観光スポットも歩いて回りやすい距離にまとまっています。🌐市内交通のチケットや料金は、VGN(ニュルンベルク広域交通連合)の公式サイトで確認できます。
- 1日券:大人10.60ユーロ~(2026年6月現在)
- 1回券:大人3.65ユーロ~(2026年6月現在)
ドイツ全土の公共交通機関が定額で使える「Deutschlandticket(ドイチュランドチケット)」ももちろん利用可能です。こちらの記事で詳しく紹介しています。
バス36系統(Sightseeing-Line 36)
ニュルンベルクのバス36系統は、通常の市内交通チケットで利用できる便利な路線です。市内の見どころを結ぶルートとして使えるため、徒歩だけでは少し移動が多いと感じる場合にも役立ちます。
おすすめモデルコース

滞在時間に限りがある人は、旧市街コースがおススメです。ニュルンベルクの有名観光スポットを半日で効率よく回れます。
午前:旧市街の主要観光スポットをめぐるコース(約3.5〜4時間)
- ニュルンベルク中央駅 → 聖ローレンツ教会(St. Lorenz)
- ハイリヒガイストシュピタール(Heilig-Geist-Spital)
- フラウエン教会(Frauenkirche)
- 美しの泉(Schöner Brunnen)
- ペグニッツ川沿いの景観(ヴァインシュターデル、ヘンカーシュテーク等)
- 聖セバルドゥス教会(St. Sebald)
- ブラートヴルストホイスレ(Bratwursthäusle)でランチ
午後:デューラーの家とニュルンベルク城をめぐるコース(約4時間)
- ブラートヴルストホイスレ(Bratwursthäusle) から出発
- デューラー記念碑(Albrecht-Dürer-Denkmal)
- アルブレヒト・デューラー・ハウス(Albrecht-Dürer-Haus)
- ニュルンベルク城(Kaiserburg Nürnberg)とジンヴェル塔(Sinwellturm)
ニュルンベルクの見どころ
聖ローレンツ教会(St. Lorenz)

聖ローレンツ教会は、ニュルンベルク旧市街を代表するゴシック様式の教会です。13世紀半ばに建設が始まり、約200年をかけて現在の姿になりました。高さ約80メートルの双塔と大きなバラ窓が特徴で、旧市街の景観を象徴する建物のひとつです。
中世にはペグニッツ川南側の中心教会として栄え、神聖ローマ帝国時代のニュルンベルクの繁栄を今に伝えています。第二次世界大戦で大きな被害を受けましたが、戦後に修復され、現在も市民に親しまれています。
📍Lorenzer Pl. 1, 90403 Nürnberg
🌐公式サイト(独)
入場料:教会無料、塔:大人8ユーロ(2026年6月現在/ツアー毎週土曜14:00-15:00)
開館時間:月~土9:00-17:30、日祝 13:00-15:30
中央駅からのアクセス:地下鉄(U-Bahn)U1で Lorenzkirche 下車(約2分)
ハイリヒガイストシュピタール(Heilig-Geist-Spital)

ハイリヒガイストシュピタールは、14世紀に建てられた旧施療院です。ペグニッツ川にまたがるように建つ姿が印象的で、ニュルンベルク旧市街の川沿い散策で目に留まる建物のひとつです。
中世には病人や高齢者、貧しい人々を受け入れる施設として使われ、1424年から1796年までは神聖ローマ帝国の帝国宝物も保管されていました。現在は一部がレストランとして利用されており、歴史ある建物の中で食事を楽しむこともできます。
📍Spitalgasse 16, 90403 Nürnberg
🌐レストランのウェブサイト(英)
営業時間:毎日11:30-23:00 (食事ラストオーダー22:00)
フラウエン教会(Frauenkirche)

フラウエン教会は、ハウプトマルクト(Hauptmarkt)に面して建つゴシック様式の教会です。14世紀半ば、皇帝カール4世によって宮廷礼拝堂として建てられました。
正面上部には、1509年に完成した仕掛け時計「メンラインラウフェン(Männleinlaufen)」があります。毎日正午になると、7人の選帝侯が皇帝カール4世の前を回る仕掛けが動き、広場に集まる観光客の目を楽しませています。

📍Hauptmarkt 14, 90403 Nürnberg
🌐公式サイト(独)
入場料:教会無料
開館時間:月水9:00-18:00、火10:00-18:00、木9:00-19:00、金土10:00-19:00、日12:00-18:00
美しの泉(Schöner Brunnen)

美しの泉は、フラウエン教会と同じハウプトマルクトに建つ、高さ約19メートルのゴシック様式の塔状モニュメントです。14世紀末に造られ、教会の尖塔を思わせる細長い姿と、色鮮やかな彫像装飾が特徴です。
現在ハウプトマルクトで見られるものは、1903年に作られた複製で、オリジナルの一部はニュルンベルクのドイツ国立博物館などに保存されています。柵には「3回まわすと願いが叶う」といわれる金色のリングがあり、多くの観光客が足を止める見どころになっています。
📍Hauptmarkt, 90403 Nürnberg
ペグニッツ川沿いに残る中世の景観

このエリアを一望するには、マックス橋の「Blick auf das Henkerhaus」からがおすすめです。
ヴァインシュターデル(Weinstadel)
ヴァインシュターデルは、ペグニッツ川沿いに建つ大きな木組みの建物で1446〜1448年に建てられました。もともとはハンセン病患者を保護する施設だったものが、のちにワイン倉庫として使われるようになりました。長さ約48メートルあるドイツ最大級の中世木組み建築で、現在は学生寮として使われています。
ヘンカーシュテーク(Henkersteg)
ヘンカーシュテークは、ニュルンベルク旧市街を流れるペグニッツ川に架かる、屋根付きの木橋です。「ヘンカー」とは死刑執行人を意味し、名前は近くにあった死刑執行人の住まいに由来します。中世のニュルンベルクでは、死刑執行人は市民との接触を避けられていたため、この橋は彼が住まいから街へ入るための通路として使われていました。現在の橋は、1595年の洪水で以前の橋が壊れたあとに造られたものです。
ヴァッサートゥルム(Wasserturm)
ヴァッサートゥルムは、ヴァインシュターデルに隣接する四角い石造りの塔です。14世紀にペグニッツ川沿いを守る防衛塔として建てられましたが、その後牢獄として使われました。現在はヴァインシュターデルとともに学生寮として利用されています。
ヘンカーハウス(Henkerhaus)
ヘンカーハウスは、ペグニッツ川の上に建つ約500年前の建物で、長いあいだニュルンベルクの死刑執行人とその家族の住まいとして使われていました。現在は博物館になっており、ニュルンベルクの刑罰や司法の歴史を紹介しています。
展示では、16世紀の有名な死刑執行人フランツ・シュミットの日記をもとに、当時の裁判や刑罰、死刑執行人の役割について知ることができます。
📍Trödelmarkt 58, 90403 Nürnberg
🌐公式サイト(英)
営業時間:火~日12:00-17:00、月曜休館、1月~3月休館
入場料:大人3ユーロ(2026年6月現在)
聖セバルドゥス教会(St. Sebald)

聖セバルドゥス教会は、ニュルンベルク最古の市教区教会です。13世紀初めに建設が始まり、もとはロマネスク様式の教会として建てられましたが、のちにゴシック様式へと改築されました。
教会名は、ニュルンベルクの守護聖人セバルドゥスに由来します。内部には彼の聖遺物を納めた墓所があり、かつては市参事会とも深く結びついた「ラーツキルヒェ(Ratskirche)」として重要な役割を持っていました。第二次世界大戦で大きな被害を受けましたが、戦後に再建され、現在も聖ローレンツ教会やフラウエン教会と並ぶ、旧市街の重要な教会のひとつです。
📍Winklerstraße 26, 90403 Nürnberg
🌐公式サイト(独)
入場料(2026年6月現在):教会:大人5ユーロ、塔ツアー 大人:7ユーロ(4月~12月のみ。要予約)
開館時間:1月~2月 9:30-16:00、 3月~12月 9:30-18:00
ブラートヴルストホイスレ(Bratwursthäusle)

ブラートヴルストホイスレは、聖セバルドゥス教会のすぐ隣にある、ニュルンベルクを代表する老舗レストランです。1312年から営業を続けており、店内で作られたニュルンベルガー・ロストブラートヴルストを、現在もブナ材の薪火で焼いて提供しています。
ニュルンベルク名物のブラートヴルストを味わうなら外せない店として知られ、地元の人だけでなく観光客にも人気があります。
📍Rathauspl. 1, 90403 Nürnberg
🌐公式サイト(英)
営業時間:月~土 11:00-22:00、日 11:00-20:00
予算:€€
アルブレヒト・デューラー記念碑(Albrecht-Dürer-Denkmal)

アルブレヒト・デューラー記念碑は、ニュルンベルク生まれの画家、アルブレヒト・デューラーを記念して1840年に建てられた銅像です。デューラーの没後300年を記念して建てられ、ドイツで初めて芸術家を称えるために建てられた記念碑として知られています。
📍Albrecht-Dürer-Platz 12, 90403 Nürnberg
アルブレヒト・デューラー・ハウス(Albrecht-Dürer-Haus)

アルブレヒト・デューラー・ハウスは、ニュルンベルク出身の画家アルブレヒト・デューラーが、1509年から亡くなる1528年まで暮らし、制作を行った家です。現在は博物館として公開されており、当時の住居や仕事場の雰囲気を伝えています。
建物は力強い木組みが印象的な歴史的家屋で、ニュルンベルクの全盛期を伝える数少ない市民住宅のひとつです。北ヨーロッパに残る貴重な芸術家の家としても知られています。
📍Albrecht-Dürer-Straße 39, 90403 Nürnberg
🌐公式サイト(英)
入場料:大人7.50ユーロ、 各種ガイドツアーあり
営業時間:2026年7月以降 10:00-18:00 (2026年7月以前はこちらで確認してください)
ニュルンベルク城(Kaiserburg Nürnberg)

ニュルンベルク城は、旧市街北側の丘の上に建つ中世の城で、ニュルンベルクを象徴する建物のひとつです。城の起源は古く、考古学的には10世紀までさかのぼるとされています。
中世には神聖ローマ帝国の重要な皇帝居城のひとつで、皇帝や国王が滞在し、宮廷会議や帝国の重要な政治行事も行われました。城は単独の建物ではなく、皇帝の城、城伯の城、市の建物などからなる複合的な城郭です。
現在も城壁や中庭、礼拝堂などが残り、丘の上から旧市街を見渡せます。ニュルンベルクの中世の歴史を感じられる、旧市街観光の大きな見どころです。
📍Burg 17, 90403 Nürnberg
🌐公式サイト(英)
入場料:コンビチケット 大人10ユーロ(2026年6月現在)
開館時間:毎日 4月~9月 9:00-18:00、10月~3月 10:00-16:00
城内は自由見学。深い井戸(Der Tiefe Brunnen)のみガイドツアー(料金はチケットに含まれる)
ジンヴェル塔(Sinwellturm)

ジンヴェル塔は、ニュルンベルク城内に建つ円形の塔です。13世紀後半に建てられ、「Sinwell」は中高ドイツ語で「完全に円形の」を意味します。現在は展望塔として公開されており、塔の上からはニュルンベルク旧市街や周辺の景色を一望できます。
城内でも特に人気の見どころのひとつで、ニュルンベルクの街並みを眺めたい方におすすめのスポットです(入場料はコンビチケットに含まれます)
📍Burg 11, 90403 Nürnberg
ニュルンベルク城から中央駅へ戻る場合は、城近くの「Burgstraße」停留所からバス36系統を利用できます。
現地ツアー紹介
ニュルンベルクは、中世の旧市街だけでなく、近現代史の舞台としても重要な街です。ナチス党大会会場跡やニュルンベルク裁判、戦時中の地下施設などを詳しく知りたい方は、現地ツアーを利用すると便利です。
ドイツ近現代史の流れは、こちらの記事でも紹介しています。
おわりに
ニュルンベルクは何度か訪れていますが、歩くたびに新しい発見がある街です。中世の街並みの美しさに目を奪われる一方で、その背後には帝国都市としての歴史や近現代の出来事も積み重なっています。私自身、今回あらためて記事にまとめてみて、この街の奥深さを再認識しました。

次回は私もウォーキングツアーなどに参加して、近現代史の舞台をめぐってみたいと思います!
🏰ドイツ各地の観光スポットや街歩きコースは、他の記事でも紹介しています。人気都市から歴史ある町まで、現地在住の筆者がまとめた旅行ガイドを掲載しています。ぜひ[ドイツ観光案内カテゴリー]もあわせてご覧ください。
画像出典:
*1 By DALIBRI – Own work, CC BY-SA 4.0, Link





