【2026】ライン川クルーズ完全ガイド|ローレライや古城の見どころ・乗り方・ルート

ライン川 ドイツ観光案内
ライン川

ライン川クルーズは、ドイツ旅行で一度は候補に入れたい定番の観光です。古城やワイン村、ブドウ畑を船の上から眺めながら進む時間は、鉄道で移動するだけでは味わえない楽しさがあります。

この記事では、ローレライや古城を楽しめるライン川クルーズについて、おすすめ区間、見どころ、チケットの買い方を紹介します。個人で手配するのが難しい場合は、記事の後半で現地ツアーもあわせて紹介します。

まいん
まいん

ローレライの記事も是非あわせて読んでみてくださいね!

ライン川クルーズは毎年4月から10月末ごろまで運航されるので、必ず事前に公式サイトで最新情報を確認してください。2026年のスケジュールは記事の後半に書いています。

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ライン川クルーズはどこから乗る?おすすめ区間と出発地

ライン川クルーズにはいくつかの区間がありますが、この記事では、ローレライ周辺の景色を楽しめる中部ライン川のクルーズをご紹介します。

ローレライは ザンクト・ゴア(St. Goar)/ザンクト・ゴアールスハウゼン(St. Goarshausen)周辺にあります。出発地は北のボッパルトか、南のリューデスハイムが便利です。(以下のGoogleマップはルートの参考のために埋め込んでいます。徒歩11時間33分と書かれているのは無視してください。)

初めてなら定番のリューデスハイム(Rüdesheim am Rhein)発

リューデスハイムは、ライン川中流域の南側にあるワインの町です。ここから船に乗り、バッハラッハ、カウプ、オーバーヴェーゼルなどを通ってザンクト・ゴア方面へ向かうと、古城やブドウ畑、ライン川沿いの町並みを見ながらローレライ周辺まで進めます。

リューデスハイムは町自体も観光地として有名なので、クルーズ前に散策してもいいですね。

リューデスハイムのつぐみ横丁周辺
リューデスハイムのつぐみ横丁周辺 *1

ケルンやボン方面からならボッパルト(Boppard)発

ケルンやボン方面からライン川クルーズを考える場合は、リューデスハイムまで南下するより、コブレンツ近くのボッパルト発クルーズを選ぶ方法もあります。

ボッパルトから船に乗る場合は、ザンクト・ゴア/ザンクト・ゴアールスハウゼン方面へ向かうことで、リューデスハイム発より短めにローレライ周辺の景色を楽しめます。

片道は船、帰りは鉄道が便利

ライン川クルーズは景色を楽しむ観光なので、鉄道より時間がかかります。日帰りで計画するなら、片道は船、帰りは鉄道にすると予定を組みやすくなります。

船から見える主な見どころ|リューデスハイムからローレライ方面へ

リューデスハイムからローレライ方面へ向かう区間では、ライン川沿いの町並みや古城、ブドウ畑を船から眺めることができます。ここでは、クルーズ中に見えてくる主な見どころを、流れに沿って紹介します。

リューデスハイムとニーダーヴァルト記念碑

ニーダーヴァルト記念碑とブドウ畑
ブドウ畑の丘の上に立つニーダーヴァルト記念碑 *2

出発地となるリューデスハイムは、ワインの町として知られる観光地です。町の背後の丘に立つニーダーヴァルト記念碑(Niederwalddenkmal)は、1870〜71年の普仏戦争後、ドイツ帝国成立を記念して建てられたものです。ライン川を見下ろす大きなゲルマニア像は、船から見ても印象に残ります。

ビンゲンとネズミの塔

ビンゲンのねずみの塔とエーレンフェルツ城
ねずみの塔。背後にあるのはエーレンフェルツ城 *3

リューデスハイムの対岸にあるのがビンゲン(Bingen)です。ライン川の中州に建つネズミの塔(Mäuseturm)は、かつて見張りや通行税の管理に関わった塔で、のちには船のための信号塔としても使われました。船旅の序盤で目に入りやすく、このあたりからライン川クルーズらしい景色が始まります。

ラインシュタイン城・ライヒェンシュタイン城周辺

ラインシュタイン城とライン川
ラインシュタイン城とライン川 *4

ビンゲンを過ぎると、ライン川沿いに古城が見えてきます。ラインシュタイン城(Burg Rheinstein)やライヒェンシュタイン城(Burg Reichenstein)は、川沿いの丘に建つ城で、船から見上げるとその位置の高さがよく分かります。ライヒェンシュタイン城は、かつて盗賊騎士の城としても知られた場所で、ライン川沿いの城が交通や支配と深く結びついていたことを感じさせます。

バッハラッハの町並み

バッハラッハの眺望
バッハラッハの眺望 *5

バッハラッハ(Bacharach)は、ライン川沿いの美しい町のひとつです。木組みの家や教会、丘の上の城跡が見え、中世の町らしい雰囲気が残っています。かつてはライン川交易やワインで栄えた町で、今も船から眺めると、川沿いに開けた町の姿がよく分かります。

カウプとプファルツ城

ライン川に浮かぶプファルツ城
ライン川の中州に建つプファルツ城 *6

カウプ(Kaub)周辺では、川の中に浮かぶように建つプファルツ城(Burg Pfalzgrafenstein)が見どころです。この城は、ライン川を行き来する船から通行税を取るために使われた城として知られています。小さな城が川の流れの中に立つ姿は、船から見ると特に印象に残ります。

オーバーヴェーゼルとシェーンブルク城

オーバーヴェーゼルの街並みとシェーンブルク城
オーバーヴェーゼルの街並みとシェーンブルク城 *7

オーバーヴェーゼル(Oberwesel)は、城壁や塔が残るライン川沿いの町です。中世の防御施設がよく残る町として知られ、船からも城壁のある町並みを見ることができます。丘の上にはシェーンブルク城(Schönburg)があり、町と城が重なる景色は、ライン川クルーズらしい見どころのひとつです。

ローレライの岩

実際のローレライ
ローレライの岩 *8

ザンクト・ゴア(St. Goar)周辺まで来ると、ライン川クルーズの代表的な見どころであるローレライ(Loreley)の岩が近づきます。ライン川が大きく曲がるこのあたりは、川幅が狭く、古くから船の難所として知られてきました。船からは川面から岩を見上げる形になるので、写真を撮りたい場合は早めにデッキへ出ておくと安心です。

ハイネの詩「ローレライ」については、別記事で原文と日本語訳を紹介しています。

ザンクト・ゴアとラインフェルス城

ラインフェルス城
ラインフェルス城 *9

リューデスハイムからザンクト・ゴア行きクルーズを片道で申し込んだ場合、ここが終着です。ザンクト・ゴアールスハウゼン(St. Goarshausen)が終着の場合もあるので事前に確認をお勧めします。丘の上にあるラインフェルス城(Burg Rheinfels)跡は、1245年に築かれた中部ライン最大級の城塞跡として知られています。時間に余裕があれば、町歩きや城跡の見学を組み合わせることもできます。

ザンクト・ゴアには鉄道駅があるため、ここから鉄道で出発地へ戻ることができます(フェリーターミナルから駅までは徒歩約7分です)。

船から見える主な見どころ|ボッパルトからローレライ方面へ

ボッパルト発のクルーズは、ライン川の北側からローレライ方面へ向かうルートです。ケルンやボン方面から来る場合に便利で、リューデスハイム発よりもルートは短めです。

ボッパルト

ボッパルトのライン川沿いの町並み
ボッパルトのライン川沿いの町並み *10

ボッパルト(Boppard)は、コブレンツ(Koblenz)近くにあるライン川沿いの町です。ローマ時代からの歴史を持ち、現在はライン川中流域の観光地のひとつとして知られています。

川沿いの遊歩道や旧市街もあり、クルーズの前後に少し散策する町としても使いやすい場所です。ここから船に乗ると、ライン川沿いの町や古城を眺めながら、ローレライ方面へ向かいます。

カンプ=ボルンホーフェン周辺と「敵対兄弟の城」

敵対兄弟の城
敵対兄弟の城 *11

ボッパルトからローレライ方面へ進むと、カンプ=ボルンホーフェン(Kamp-Bornhofen)周辺の景色が見えてきます。このあたりで印象的なのが、シュテレンベルク城(Burg Sterrenberg)とリーベンシュタイン城(Burg Liebenstein)です。

この2つの城は「敵対兄弟の城(Die Feindlichen Brüder)」とも呼ばれ、隣り合うように建っています。ライン川沿いの古城の中でも、物語性を感じさせる見どころです。

ネズミ城とネコ城

ネコ城
ネコ城 *12

ローレライ方面へ近づくと、ネズミ城(Burg Maus)とネコ城(Burg Katz)も見えてきます。

ブルク・カッツの名前は、城を築いたカッツェネルンボーゲン伯爵家に由来します。一方、ブルク・マウスはもともと別の名前を持つ城でしたが、近くの「ネコ城」に対して「ネズミ城」と呼ばれるようになったと伝えられています。

ザンクト・ゴアールスハウゼン、ローレライ、ザンクト・ゴア

ザンクト・ゴアールスハウゼンの街並みとネズミ城
ザンクト・ゴアールスハウゼンの街並みとネズミ城 *13

ザンクト・ゴアールスハウゼン(St. Goarshausen)周辺まで来ると、ローレライの岩が近づきます。ボッパルト発の場合は、リューデスハイム発とは反対側からローレライ方面へ向かう形になります。

この周辺では、対岸にザンクト・ゴア(St. Goar)の町やラインフェルス城跡(Burg Rheinfels)も見えてきます。短めのクルーズでも、古城とローレライの景色をまとめて楽しめる区間です。

チケットの買い方・申し込み方

ライン川クルーズのチケットは、各船会社の公式サイトからオンラインで購入できます。出発地、最終目的地、日付、時間を選んで目的のコースを探してください。

リューデスハイム発ローレライ方面行き

KD:🌐公式サイト
Panorama-Tour Rüdesheim – Loreley
往復(Round trip) と書かれていますが、チケット申し込み時に片道(One Way)を選ぶことも出来ます。 参考価格:大人片道28ユーロ(2026年5月現在)所要時間:約2時間

Bingen-Rüdesheimer:🌐公式サイト
Loreleyfahrt
参考価格:大人片道26ユーロ(2026年5月現在)所要時間:約2時間

ボッパルト発ローレライ方面行き

KD:🌐公式サイト
Loreley Panorama-Tour
参考価格:大人片道18ユーロ(2026年5月現在)所要時間:約1時間20分

注意点

現地の船着き場でチケットを買える場合もありますが、観光シーズンや週末は事前にオンラインで確認しておくと安心です。料金や時刻表は変わることがあるので、出発前に公式サイトで確認してください。

2026年度は、KDは4月4日から10月18日、Bingen-Rüdesheimerは3月28日から11月1日(7月4日と9月12、19日を除く)までの運行となっています。必ず事前に公式サイトで日程を確認してください。

現地ツアー案内

個人で鉄道や船を予約するのが不安な場合や、限られた時間で効率よく回りたい場合は、各地から出ている現地ツアーを利用する方法もあります。

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おわりに

ライン川クルーズは、ドイツ旅行を計画したときに一度は思い浮かぶ定番の観光ですね。運航時期を確認しながら、季節に合わせて旅程に入れてみてください。

まいん
まいん

デッキに出ると寒い場合があるので、何か羽織る物を持っていくと便利ですよ!沢山いい写真がとれますように。

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🏰ドイツ各地の観光スポットや街歩きコースは、他の記事でも紹介しています。人気都市から歴史ある町まで、現地在住の筆者がまとめた旅行ガイドを掲載しています。ぜひドイツ観光案内カテゴリーもあわせてご覧ください。

画像出典:
*1 Pixabay
*2 paddy – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
*3 By Photo: Arcalino / Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0, Link

*4 Von I, Manfred Heyde, CC BY-SA 3.0, Link
*5 Von Jörg Braukmann – Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0, Link
*6 Von Jörg Braukmann – Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0, Link
*7 Von Alexander Hoernigk – Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0, Link
*8 Jörg Braukmann – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0リンクによる
*9 Von Phantom3Pix – Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0, Link
*10 Von Tk, CC BY-SA 3.0, Link
*11 Von NicoKutzner1997 – Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0, Link
*12 Von Johannes Robalotoff – Eigenes Werk, CC BY-SA 3.0 de, Link
*13 Von Johannes Robalotoff – Eigenes Werk, CC BY-SA 3.0 de, Link

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