ドイツ三大カーニバルの街として有名なデュッセルドルフは、欧州最大級の日本人コミュニティーがある国際商業都市です。出張や観光で訪れた方が効率よく街を回れるように、モデルコースを組んでみました。
★本ページにはプロモーションが含まれています。

滞在時間に合わせて半日~1日コースを組んでみてくださいね!
デュッセルドルフってどんな街?

デュッセルドルフは、ドイツ西部のライン川沿いにある都市で、ノルトライン=ヴェストファーレン州の州都です。中世にはベルク公国の中心地として発展しました。第二次世界大戦では大きな被害を受けましたが、戦後に再建され、現在は行政・経済・文化の街として知られています。
また、デュッセルドルフはドイツ最大級の日本人コミュニティがある街でもあります。1950年代から日本企業の進出が始まり、現在では市内や周辺地域に多くの日系企業が集まっています。中央駅に近いインマーマン通り周辺には、日本食レストランや日系スーパー、書店などが並び、「リトル東京」と呼ばれるエリアを形成しています。

デュッセルドルフには美味しいラーメン屋さん、アジア食材店、日系美容室などがたくさんあって、そのためだけに日帰りでデュッセルドルフに行くドイツ在住者も多いんですよ!
デュッセルドルフへのアクセスと市内交通
鉄道でのアクセス
デュッセルドルフ中央駅へは、フランクフルト、ケルン、ボンなどから鉄道でアクセスできます。特にケルンやボンからは近く、ライン川沿いの都市を組み合わせた旅行にも向いています。
🌐 DB(ドイツ鉄道)の公式サイトから、最新の所要時間や運賃を確認してください。
市内交通
デュッセルドルフ市内は、U-Bahn/Stadtbahn(地下区間もある市電)、Straßenbahn、バス、Sバーンなどの公共交通が整っています。中心部の観光は徒歩でも回りやすいですが、ベンラート宮殿やカイザースヴェルトなど少し離れた場所へ行く場合は、公共交通を使うと便利です。
🌐 市内交通のチケットや料金は、VRR(ライン=ルール交通連合)の公式サイトで確認できます。
ドイツ全土の公共交通機関が定額で使える「Deutschlandticket(ドイチュランドチケット)」ももちろん利用可能です。こちらの記事で詳しく紹介しています。
デュッセルドルフ街歩きモデルコース

基本のモデルコースをご紹介します。滞在時間の余裕に合わせて美術館や博物館をルートに追加してください。
基本のモデルコース
美術館・博物館
デュッセルドルフの見どころ
インマーマン通り/リトル東京(Immermannstraße/Little Tokyo)

インマーマン通り
デュッセルドルフ中央駅から徒歩約5分。まっすぐ西へと伸びる大通りの名前が「インマーマン通り」です。通り沿いには、日本の書店やパン屋さん、日本の食材が並ぶスーパーなどが並び、日本語の看板が街を彩っています。
リトル東京
「リトル東京」とは、インマーマン通りを1本の中心軸として、その周辺の路地(シャルロッテ通りやオスト通りなど)までを含めた「エリア全体の通称」です。メインのインマーマン通りから一歩脇道に入ると、行列のできる本格派ラーメン店、仕事帰りの駐在員で賑わう焼き鳥居酒屋、日本の可愛い雑貨店などが点在しています。
📍住所: Immermannstraße, 40210 Düsseldorf
ケーニッヒスアレー(Königsallee)

ケーニッヒスアレーは、デュッセルドルフを代表する大通りです。通りの中央には水路が流れ、その両側に並木道や高級ブランド店、カフェ、ホテルなどが並んでいます。
地元では親しみを込めて「Kö(ケー)」とも呼ばれ、デュッセルドルフの華やかな雰囲気を感じられるエリアです。水路沿いの景観も美しく、市内中心部の中でも特に印象に残る場所のひとつです。
📍住所:Königsallee, 40212 Düsseldorf
マルクト広場(Marktplatz)

マルクト広場は、デュッセルドルフ旧市街の中心にある広場です。広場に面して市庁舎が建ち、中央にはプファルツ選帝侯ヨハン・ヴィルヘルム、通称「ヤン・ヴェレム」の騎馬像が立っています。
この騎馬像は1711年にマルクト広場に設置されたもので、デュッセルドルフを代表する歴史的なモニュメントのひとつです。市庁舎と騎馬像を一緒に眺められるため、旧市街らしい雰囲気を感じやすい場所です。
📍住所:Marktplatz, 40213 Düsseldorf
聖ランベルトゥス教会(Basilika St. Lambertus)

聖ランベルトゥス教会は、デュッセルドルフ旧市街にあるカトリック教会です。デュッセルドルフが都市権を得た1288年に創建されたとされ、現在の建物は低地ライン地方のレンガ・ゴシック様式の三廊式ホール教会として知られています。
この教会で特に目を引くのが、少しねじれた形をした塔の屋根です。1815年の火災で尖塔が失われ、再建の際に使われた木材が乾ききっていなかったため、後に屋根がねじれたと考えられています。一方で、地元には「悪魔が教会を引き抜こうとして塔をねじった」という伝説も残っています。特徴的な塔はデュッセルドルフの街並みの中でもよく目立ち、旧市街を歩くときの目印にもなります。
📍住所:Stiftsplatz 1, 40213 Düsseldorf
🌐公式サイト(独)
🕛開館時間:月 15:00 – 18:00、火~日 09:00 – 18:00
🎫 入場料:無料
ラインプロムナーデ(Rheinpromenade)

ラインプロムナーデは、旧市街とライン川のあいだに続く川沿いの遊歩道です。現在のプロムナーデは、車道を地下に通すライン河岸トンネルの整備によって生まれたもので、約1.5kmにわたって歩行者がゆったり歩ける空間になっています。
川沿いにはカフェやレストランが並ぶエリアもあり、ライン川を眺めながらデュッセルドルフらしい開放的な雰囲気を感じられます。旧市街側の建物とライン川の景色を一緒に楽しめるため、デュッセルドルフ観光では外せない散策スポットです。
📍住所:Rheinuferpromenade, 40213 Düsseldorf
🌐公式サイト(日本語自動翻訳)
ライン塔(Rheinturm)

ライン塔は、デュッセルドルフを代表するランドマークのひとつです。高さは約240.5mで、ライン川沿いのメディエンハーフェン近くに立っています。展望フロアからは、旧市街、ライン川、メディエンハーフェン、ケーニッヒスアレー方面まで見渡すことができ、天気が良ければケルン大聖堂が見えることもあります。
展望フロアは地上約168〜172mの高さにあり、展望スペースのほか、バーや回転レストランも入っています。市内を歩いたあとに高い場所からデュッセルドルフ全体を眺めると、ライン川と街の位置関係がよく分かります。
📍住所:Stromstraße 20, 40221 Düsseldorf
🌐公式サイト(英)
🕛展望フロア営業時間:毎日 10:00-24:00
🎫チケット:大人12.50ユーロ/12時前と20時以降は8ユーロ(2026年7月現在)
⚠️事前予約推奨、カードのみ(現金不可)
🥗ライン塔内のレストラン・バーで食事をした場合、展望フロア無料
メディエンハーフェン(MedienHafen)とノイアー・ツォルホフ(Neuer Zollhof)

メディエンハーフェンは、かつての港湾地区を再開発したエリアです。昔の倉庫やサイロが並んでいた場所に、現在ではメディア、通信、ファッション、建築、アート関係の企業が集まり、デュッセルドルフの現代的な街並みを代表する場所になっています。
そのメディエンハーフェンの中でも特に有名なのが、フランク・ゲーリー設計のオフィス建築群、ノイアー・ツォルホフです。三つの建物(上記写真中、白、銀、レンガ色の建物)が並ぶ独特な外観で、デュッセルドルフの港が産業の場から現代建築の並ぶエリアへ変化したことを象徴する建物とされています。
📍住所:Neuer Zollhof 1-3, 40221 Düsseldorf
⚠️外観見学のみ可
美術館・博物館
K20 ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館(K20 Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen)

K20は、デュッセルドルフ中心部のグラッベ広場にある州立美術館です。ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館のうち、主に20世紀の美術を扱う館で、パウル・クレーの作品群をはじめ、ドイツ表現主義、キュビスム、シュルレアリスムなどの作品がコレクションの中心になっています。
現在のK20のコレクション展示では、1904年から2023年までの200点以上の作品が紹介されています。同じ州立美術館でも、K21が現代美術を中心に扱うのに対し、K20はピカソ、クレー、マティス、モンドリアンなど、近代美術を見たい人に向いています。
📍住所:Grabbeplatz 5, 40213 Düsseldorf
🌐公式サイト(独)
🕛営業時間:月 休館、火~日祝 11:00-18:00、毎月第一水曜日11:00-22:00 (18時以降入場無料)
🎫チケット:大人16ユーロ、K20とK21のコンビチケット 20ユーロ(2026年7月現在)
K21 ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館(K21 Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen)

K21は、デュッセルドルフのカイザー池そばにある現代美術館です。ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館のうち、K20が主に20世紀美術を扱うのに対し、K21では国際的な現代美術を中心に展示しています。建物は、かつてノルトライン=ヴェストファーレン州議会として使われていた旧州議会議事堂「シュテンデハウス」です。
館内では、写真、彫刻、映像作品、インスタレーションなど、現代美術ならではの空間を使った作品を見ることができます。歴史ある建物の中に現代美術が展示されているため、作品だけでなく、吹き抜けのある建築空間も印象的です。K20よりも現代アート寄りの内容なので、映像作品や大型インスタレーションに興味がある人に向いています。
📍住所:Ständehausstraße 1, 40217 Düsseldorf
🌐公式サイト(独)
🕛営業時間:月 休館、火~日祝 11:00-18:00、毎月第一水曜日11:00-22:00 (18時以降入場無料)
🎫チケット:大人14ユーロ、K20とK21のコンビチケット 20ユーロ(2026年7月現在)
クンストパラスト美術館(Kunstpalast)

クンストパラスト美術館は、ライン川沿いのエーレンホーフ地区にあるデュッセルドルフの主要美術館です。コレクションは絵画、版画・素描、彫刻、工芸、ガラス、近現代美術、写真・映像メディアなど幅広く、公式サイトでは7つの分野に分けて紹介されています。古代から現代までの作品を幅広く扱っているため、K20やK21よりも「総合美術館」に近い感覚で見られる美術館です。
特にガラス・コレクションは世界的にも重要なものとされ、約13,000点の所蔵品のうち1,500点以上が展示されています。絵画だけでなく、工芸やガラス作品にも関心がある人には見ごたえがあります。
📍住所:Ehrenhof 4-5, 40479 Düsseldorf
🌐公式サイト(英)
🕛営業時間:月 休館、火水金~日 11:00-18:00、木 11:00-21:00
🎫チケット:大人16ユーロ、毎週水曜(祝除く)14:00-18:00 8ユーロ、毎月第一木曜日(祝除く)18:00-21:00 無料、18歳以下無料(2026年7月現在)
ゲーテ博物館(Goethe-Museum Düsseldorf)

ゲーテ博物館は、デュッセルドルフ中心部のホーフガルテンそばにある、ドイツの文豪ゲーテ関連のコレクションを展示する博物館です。建物は18世紀に建てられたイェーガーホーフ城で、1987年からゲーテ博物館として使われています。
コレクションは、出版者アントン・キッペンベルクが集めたゲーテとその時代に関する私的コレクションをもとにしたもので、手稿、書籍、美術品、工芸品、研究図書館などを含みます。所蔵品は約5万点にのぼり、世界最大の私的ゲーテ・コレクションとされています。展示では、ゲーテの生涯や作品だけでなく、18〜19世紀のドイツ文学・文化の雰囲気にも触れることができます。
📍住所:Jacobistraße 2, 40211 Düsseldorf
🌐公式サイト(英)
🕛営業時間:水木土日 12:00-18:00、金 12:00-21:00
🎫チケット:大人5ユーロ(2026年7月現在)
現地ツアー案内
24時間前までキャンセル無料のラインタワー入場チケットや、ライン川観光クルーズ、この記事でもご紹介したK20/K21/クンストパラストを含む6つの美術館の48時間チケットなどをご紹介します。
おわりに
デュッセルドルフは、中心部の見どころが比較的まとまっているため、基本のモデルコースだけなら半日でも回りやすい街です。しかし、実際に歩いてみると、買い物やカフェ、食事、美術館、現代建築めぐりなど、誘惑がいっぱいです。気になる場所がある場合は、少し余裕を持って予定を組んでおくと安心です。

私はゲーテ博物館にまだ行っていないので、次回は絶対行く予定です!
🏰ドイツ各地の観光スポットや街歩きコースは、他の記事でも紹介しています。人気都市から歴史ある町まで、現地在住の筆者がまとめた旅行ガイドを掲載しています。ぜひ[ドイツ観光案内カテゴリー]もあわせてご覧ください。
画像出典:
*1 Von Spiegel1985 – Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0, Link
*2 Von © Anil Öztas, CC BY-SA 4.0, Link
*3 Von Till Niermann – Eigenes Werk, CC BY-SA 3.0, Link
*4 Von © Raimond Spekking / CC BY-SA 4.0 (via Wikimedia Commons), CC BY-SA 4.0, Link
*5 Von Leoni1234 – Ich habe dieses Bild selber vom K21 geschossen mit meiner privaten Kamera, CC BY-SA 3.0, Link
*6 Von © Raimond Spekking / CC BY-SA 4.0 (via Wikimedia Commons), CC BY-SA 4.0, Link




