💡2026年6月21日:現地調査・最新の現地状況に基づき、内容を大幅にアップデートしました。

ドイツ観光のイメージとして真っ先に思い浮かぶのは、やはりノイシュヴァンシュタイン城の美しい姿ではないでしょうか。私も子供の頃、親戚の家の壁に飾られていた真っ白なお城のジグソーパズルを眺めながら、「どこの国なんだろう?」とおとぎの世界に心を奪われていたものです。
ドイツ観光の目玉であるノイシュヴァンシュタイン城。本記事では、ドイツ在住の筆者が「ミュンヘンからのアクセス方法」「失敗しないチケット予約のコツ」「周辺のフュッセン観光モデルコース」まで、初めて訪れる方にも分かりやすく紹介します。★本ページにはプロモーションが含まれています。

夢のお城をスムーズに楽しむためのポイントをまとめました。
ノイシュヴァンシュタイン城とは?
ノイシュヴァンシュタイン城は、ドイツ南部・バイエルン州のフュッセン近郊にあるお城です。19世紀にバイエルン国王ルートヴィヒ2世によって建てられた城で、白い外観とアルプスの山並みに囲まれた姿から、年間約140万人が訪れる、ドイツを代表する観光スポットとして知られています。
2025年7月、ユネスコの世界遺産に正式登録されました。 登録名は「バイエルン王ルートヴィヒ2世の宮殿群」。ノイシュヴァンシュタイン城のほか、リンダーホーフ城、ヘレンキームゼー城、シャッヘン山荘の計4つの資産がひとつのグループとして認められた形です。ルートヴィヒ2世の美へのこだわりと19世紀の最高峰の建築技術が結実した、まさに人類の遺産と言えます。
ノイシュヴァンシュタイン城への行き方(アクセス方法・チケット購入後の移動)
ノイシュヴァンシュタイン城はホーエンシュヴァンガウという町にあります。ミュンヘンから日帰りも十分可能ですが、お城のツアー時間は完全指定制で遅刻厳禁のため、まずは確実なアクセス方法をチェックしておきましょう。
鉄道でミュンヘンからフュッセン駅へ
ミュンヘンからフュッセン(Füssen)へは、ドイツ鉄道(DB)の地域列車を利用するのが最も一般的な移動方法です。ミュンヘン中央駅からフュッセンまでは 直通のRB(Regionalbahn)で約2時間。本数も比較的多く、旅行者にとって定番のルートです。

フュッセン駅からホーエンシュヴァンガウへ
フュッセン駅から ホーエンシュヴァンガウへは、駅前から出ている路線バス(73, 78, 931)に乗ります。所要時間はおよそ 10-15分ほどで、観光客が多く利用する定番ルートです。もしくはタクシーでも5-10分くらいです。
上記のルート(ミュンヘンからの鉄道 + フュッセンからの路線バス)は、どちらの移動にもドイツ国内の電車やバスが1か月乗り放題のドイチュランドチケット(月額63ユーロ)が使えます。詳しくはこちら。
高速バス(FlixBus)でミュンヘンから直接ホーエンシュヴァンガウへ
ミュンヘンからは、鉄道だけでなく FlixBus(フリックスバス)を利用して、ノイシュヴァンシュタイン城の麓にある ホーエンシュヴァンガウ まで2時間ほどで到着します。電車の乗り換えが苦手な方や、できるだけシンプルな移動手段を選びたい方に便利な方法ですが、本数が少ないので事前に確認が必要です。
📍 住所:Munich central bus station Arnulfstraße 21, 80335 Munich から出発
ノイシュヴァンシュタイン城とフュッセン観光モデルコース

ミュンヘンからのアクセス方法が分かったところで、ここからは『日帰り』と『宿泊』の2つの王道モデルコースをご紹介します。当日の具体的なスケジュール感をつかんでみてください。便利な日帰り現地ツアーもあります。
日帰りモデルコース(ミュンヘン発着)
⏰ 想定所要時間:丸1日(約12時間)
- 08:00頃 ミュンヘン中央駅を出発
- 10:00 フュッセン到着 → バスでホーエンシュヴァンガウへ
- 10:30 チケットセンター着(チケットは事前予約推奨!!)
- 11:00 シャトルバス or 馬車で山上へ
- 11:30〜12:30 ノイシュヴァンシュタイン城のガイドツアー
- 12:45 見晴らし台から景色を楽しむ(マリエン橋が開いていれば)
- 13:30 麓へ戻り、軽くランチ
- 16:00 フュッセンへ移動、旧市街を散策
- 17:30 フュッセン発 → ミュンヘンへ帰着
- 19:30〜20:00頃 ミュンヘン到着
ポイント
- 城のツアー時間に合わせて動くのがコツ
- フュッセン旧市街散策は1時間あれば十分楽しめる
- “王道の日帰りコース” として無駄がない流れ
宿泊モデルコース(2日間)
⏰ ゆったり楽しむ方向け(1泊2日)
1日目
- 午前 ミュンヘン → フュッセンへ移動
- 昼 フュッセン旧市街の散策、カフェ休憩
- 午後 ホーエス城見学、レッヒ滝へ足をのばす(時間があれば)
- 夕方 ホテルチェックイン
- 夜 フュッセンでのんびりディナー
2日目
- 朝 ホーエンシュヴァンガウへ移動
- 午前 ノイシュヴァンシュタイン城ツアー
- 昼 麓のレストランでランチ
- 午後 ホーエンシュヴァンガウ城ツアー、街を散策
- 夕方 ミュンヘンへ戻る
ポイント
- 城の混雑を避けられ、写真撮影もゆっくり
- 自然・街歩き・城の三つをバランスよく楽しめる
- 日帰りより疲れが少ない
現地ツアーを利用する
『電車の乗り換えやバスの混雑が心配……』『限られた時間でとにかく効率よく快適にまわりたい』という方は、ミュンヘン発着の便利な日帰りツアーを利用するのも一つの手です。

リンダ―ホーフ城は個人でのアクセスが難しいので、ツアーは特におすすめです。
ノイシュヴァンシュタイン城のチケット予約方法と当日券の注意点
ノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城の内部見学は、どちらも指定された入場時間に参加するガイドツアー制です。自由に城内を見て回ることはできず、各ツアーには定員があるため、希望する時間帯がある場合は早めの予約がおすすめです。

ツアーは、英語回、ドイツ語回、オーディオガイド回に分かれているにゃ。自分に合ったツアーを予約するにゃ。オーディオガイドは日本語もあるにゃ。
おすすめ!オンライン予約
お城への入場には、 公式オンラインチケットショップでの事前オンライン予約 が強く推奨されています。チケットは他日程への変更はできず、指定した時間に訪問する必要があります。代金は大人23.50ユーロで、その中には2.50ユーロの予約手数料が含まれます(2026年6月現在)。
チケットセンターで当日券
現地の「チケットセンター(Ticket‑Center Hohenschwangau/ホーエンシュヴァンガウ村)では当日券も販売されていますが、その日の分のみで、数が限られており、特にハイシーズン(夏期/週末)は午前中に売り切れることが多いです。

当日券を狙う場合は、訪問日の朝一番にチェックインするか、列車・バスなどの到着時間を早めに設定するのが賢明です。さらに、チケットに指定された入場時間を過ぎると入場できなくなるので、時間厳守が大前提です。
📍住所:Alpseestraße 12, 87645 Schwangau-Hohenschwangau
公式からは、予約時間の1.5~2時間前までには現地入りしておくことが推奨されています。チケットセンター、お城の開館時間、入場料の最新情報はこちらの公式サイト(英)でご確認ください。
麓(ホーエンシュヴァンガウ)からお城への行き方
麓からノイシュヴァンシュタイン城へ向かうルートは、徒歩・シャトルバス・馬車の3つがあります。体力や天候に合わせて移動手段を選べるのが嬉しいポイントです。
徒歩で登る(定番ルート)
徒歩の場合は、麓のチケットセンター周辺からお城の入口まで およそ30〜40分の坂道を歩きます。舗装された道なので、景色を楽しみながら向かえる定番ルートです。行きは上り坂になるため、帰りのみ徒歩にする方法もお勧めです。
シャトルバスを利用する
シャトルバスでマリエン橋付近まで約15分、そこからノイシュヴァンシュタイン城入口までさらに徒歩15分です。季節によって運行時間が異なり、天候によっては運休する場合があるため、事前確認が必要です。
📍乗り場:Alpseestraße 18, 87645 Schwangau
🌐公式サイト(英)
🛞運賃:大人片道 3.50ユーロ、往復 5ユーロ(2026年6月現在)カード不可。
⚠️ドイチュラドチケットは使えません。
馬車で優雅に向かう
馬車はホテルミュラー前から出発し、約20分かけて丘の途中まで運行しており、降車後は徒歩約15分で城の入口に到着します。定期的に出発するのではなく人数が集まってからなので、余裕をもって並んでください。

📍乗り場:Alpseestraße, 87645 Schwangau
🌐公式サイト(英)
🛞運賃:上り1名 8ユーロ、下り1名 4ユーロ(2026年6月現在)カード不可。

私は、せっかくなので張り込んで馬車に乗りました。帰りは下りなので徒歩でも大丈夫!
最新の時刻表や運賃はこちらの公式サイト(英)で確認できます。
ノイシュヴァンシュタイン城の見学ガイド(ツアーの流れ・禁止事項)

内部見学は完全指定制のガイドツアーのみ
ノイシュヴァンシュタイン城の内部見学は、ガイドツアー(案内付き)でのみ入場が可能です。ガイドツアーの所要時間はおよそ30分です。ツアー言語はドイツ語・英語が基本ですが、日本語を含む多言語の音声ガイド機器(オーディオガイド)も利用可能です。
🛑実際の流れは以下のようになります。
- チケットに指定された時間帯に、城の入口または指定の集合場所に集合。遅刻は厳禁。
- 案内人のもと、王の居室やシンガーズ・ホール、玉座ホールなどを順に巡ります。
- ツアー終了後、城内の下層階(カフェ・ショップ・展示室)を自由に訪れることができます。
事前に知っておきたい見学時の禁止事項・注意点
🛑禁止事項・注意点として、以下が挙げられています。
- 城内(ガイドツアー中)は写真・ビデオ撮影は禁止です。
- 大きなリュック、ベビーカー、子ども用キャリアなどの荷物は持ち込めず、ロッカー等に預ける必要があります。
- 指定時刻の集合を守らないと、ツアーに参加できません。余裕を持って移動時間を考える必要があります。

見学後のお楽しみ!お土産ショップとカフェ
ツアーを終えてお城を出ると、グッズや書籍、ポストカードなどを扱うお土産物ショップがあります。“バイエルン王家ゆかりのデザイン”を取り入れた雑貨やテキスタイル、3Dパズル、白鳥やルートヴィヒ2世をモチーフにした香水入れや置物、マグカップなど、ここでしか買えないグッズが豊富に揃っています。見学の記念に、ぜひ立ち寄ってみたいショップです。
また、お城の2階には“Café & Bistro”があります。セルフサービスで味はごく普通との評価が多いですが、美しい空間とここからの眺めを満喫するだけでも十分訪れる価値があります。
ノイシュヴァンシュタイン城をもっと楽しむ!周辺の絶景&観光スポット
お城の全景を望む特等席「マリエン橋(Marienbrücke)」
ノイシュヴァンシュタイン城でもっとも有名な撮影スポットといえば、マリエン橋(Marienbrücke) です。渓谷にかかる橋の上からは、森の向こうに浮かぶお城の全景を眺めることができ、ポストカードのような写真が撮れることで知られています。シャトルバスで向かった場合この近くでバスを降りるので、ツアー時間までに余裕がある場合は、先ずはここでお城の全景写真を撮りましょう。

🛑ただしマリエン橋は、安全確保のために 悪天候や積雪・凍結時には閉鎖されることがあります。 特に冬季はクローズになる日も多いため、当日の状況によっては橋に入れない場合もあります。
麓に佇む黄色い古城「ホーエンシュヴァンガウ城(Schloss Hohenschwangau)」
ノイシュヴァンシュタイン城の麓にあるホーエンシュヴァンガウ城は、バイエルン王家ヴィッテルスバッハ家の夏の居城として使われていた場所です。ルートヴィヒ2世とその弟オットーは幼少期の大半をこの城で過ごし、アルプ湖を望む穏やかな環境の中で育てられました。

内部は当時の生活を伝える調度品が残されており、色彩豊かな壁画や歴史的な装飾が特徴です。見学はガイドツアー制のため、落ち着いた雰囲気の中で王家の暮らしを知ることができます。
📍 住所:Alpseestraße 30, 87645 Schwangau
開館時間、入場料の最新情報はこちらの公式サイト(英)で確認できます。
ホーエンシュヴァンガウのグルメ情報
お勧めレストランとカフェ
Alpenstuben(アルペンシュトゥーベン)
観光客がもっとも利用しやすいレストランの1つで、ノイシュヴァンシュタイン城観光の中心に位置しています。バイエルン料理のほか、軽食やスイーツも揃っており、店内・テラス席ともに落ち着いた雰囲気です。お店のサイト(英)
📍 住所:Alpseestraße 8, 87645 Hohenschwangau
⏰ 営業時間: 11:00〜21:00
💶 予算の目安: €€
💬 コメント: メニューの幅が広く、観光前後の食事に便利です。旅行者レビューでも安定した評価を得ています。
Restaurant Café Kainz(カインツ)
チケットセンターのすぐそばに位置し、食事・カフェ利用のどちらでも入りやすいレストラン。テラス席からは村の風景が広がり、さっと休憩したい時にも使いやすい立地です。お店のサイト(英)

📍 住所: Alpseestrasse 5, 87645 Hohenschwangau
⏰ 営業時間:10:00〜17:00
💶 予算の目安: €€
💬 コメント: 軽食やケーキ類もあり、観光途中の休憩によく利用されています。
Schlossrestaurant Neuschwanstein(シュロスレストラン・ノイシュヴァンシュタイン)
ノイシュヴァンシュタイン城のすぐ近くに位置するレストランで、観光客に人気の高い食事スポットです。城へのアクセスが良く、観光前後のランチに利用されることが多いお店です。店内ではドイツ南部らしい料理が提供され、広めのテラス席からは周辺の山々の景色を楽しめます。お店のサイト(独)
📍 住所: Neuschwansteinstraße 17, 87645 Hohenschwangau
⏰ 営業時間: 夏季 09:00〜18:00 冬季 10:00〜17:00
💶 予算の目安: €€〜€€€
💬 コメント: ノイシュヴァンシュタイン城の観光ルート上にあり、立地が圧倒的に便利。混雑しやすいため、ランチタイムを少し外すと入りやすいです。
中世の街並みが広がるフュッセンの見どころ

せっかく来たならフュッセンも楽しむにゃ。
ノイシュヴァンシュタイン城の玄関口となる街・フュッセン。アルプスの麓に広がるこの小さな街は、カラフルな建物が並ぶ旧市街が魅力で、のんびり散策を楽しむにはぴったりの場所です。ノイシュヴァンシュタイン城の観光だけで通り過ぎてしまうにはあまりにも勿体ないので、日程に余裕のある方はぜひ時間をとってみてください。
旧市街(Altstadt)を歩く
フュッセンの中心となる旧市街は、石畳とパステルカラーの建物が続く美しいエリアです。街の通りにはカフェやブティック、伝統的な看板が掲げられたショップが並び、中世の雰囲気を残す路地散策が楽しめます。

📍住所:Reichenstraße 25-3, 87629 Füssen
🌐公式サイト(独)
ホーエス城(Hohes Schloss)
旧市街を見下ろす丘の上に建つのが、フュッセンのシンボル「ホーエス・シュロス(高い城)」です。外壁に描かれただまし絵(フレスコ画)が特徴で、内部には州立絵画コレクションが展示されています。城のテラスや中庭からは旧市街を一望でき、「旧市街+歴史スポットも見たい」という方にもおすすめです。

📍住所:Lechhalde 3, 87629 Füssen
🌐公式サイト(独)
🎫 チケット:大人6ユーロ~(2026年6月現在)
⏰ 開館時間:最新情報はこちらで確認できます。
レッヒ滝(Lechfall)
街の中心から徒歩15分ほどの場所にある自然スポット。エメラルドグリーンのレッヒ川が勢いよく流れ落ちる滝で、渓谷と橋がつくり出す景観が美しい場所です。
観光客は比較的少なめで、静かに自然を眺めたい方にぴったり。旧市街をぶらりと歩きながらそのまま足を延ばせる、気軽な散策コースとして人気があります。

📍住所:Tiroler Straße 291, 87629 Füssen
🌐公式サイト(独)
おわりに
ノイシュヴァンシュタイン城とフュッセンの街は、アルプスの絶景と中世の面影が溶け合う、ドイツ南部ならではの特別な場所です。お城の壮麗さはもちろん、麓のホーエンシュヴァンガウ村やフュッセン旧市街の散策まで含めると、思い出に残る豊かな旅になります。
せっかく足を運ぶなら、チケット予約やアクセスをしっかり整えておくことで、当日の観光がよりスムーズに、そして充実した時間になります。

この記事が、皆さまの旅の計画に少しでもお役に立てれば嬉しいです。
🏰ドイツ各地の観光スポットや街歩きコースは、他の記事でも紹介しています。人気都市から歴史ある町まで、現地在住の筆者がまとめた旅行ガイドを掲載しています。ぜひ[ドイツ観光案内カテゴリー]もあわせてご覧ください。
画像出典:
*1 アイキャッチ画像 Hans-Jürgen MünzerによるPixabayからの画像
*2 By Ferdinand von Piloty (1828-1895) – https://www.bavarikon.de/object/bav:BSV-OBJ-0000000LIIMUS901, Public Domain, Link
*3 By Belle Equipe – Belle Equipe撮影, CC BY-SA 3.0, Link
*4 By Carsten Steger – Own work, CC BY-SA 4.0, Link
*5 By Taxiarchos228 – Own work, FAL, Link







