フランクフルトは、ヨーロッパ最大級のハブ空港やドイツ最大級のターミナル駅があり、ドイツ旅行はもちろん、ヨーロッパ旅行の拠点となることも多い都市です。
フライトの都合でフランクフルトに滞在することになった時や、出張の空き日などに「せっかくなら、どこか別の町にも足を延ばしてみたい」と思うこともあるのではないでしょうか?

そこで今回は、フランクフルトから日帰りで気軽に行って帰ってこられる、おすすめの観光地をまとめてみました。
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- フランクフルトから日帰りで行けるおすすめの観光地8選
- 日帰りで満喫!フランクフルト周辺のおすすめ観光地・見どころ紹介
- アクセスに関して
- おすすめの現地ツアー
- おわりに
フランクフルトから日帰りで行けるおすすめの観光地8選
フランクフルト中央駅から、片道2時間以内で行ける町をセレクトしました。今回紹介するのは、次の8つの町です。観光時間の目安もあわせて載せています。

- ハイデルベルク 🏰 城と旧市街 🕐🕐🕐🕐
- リューデスハイム 🍷 ライン川クルーズとワイン🕐🕐🕐🕐
- マインツ ⛪ 大聖堂とグーテンベルク🕐🕐🕐
- マールブルク 🏰 城と坂の旧市街 🕐🕐🕐🕐
- ヴォルムス ⚔️ 大聖堂・ルター・ニーベルンゲン🕐🕐🕐
- フルダ ⛪ 大聖堂とバロック建築 🕐🕐🕐
- シュタイナウ 📖 グリム兄弟と木組みの町 🕐🕐
- ハーナウ 📖 グリム兄弟ゆかりの町 🕐🕐

観光時間の目安は、🕐1個につき、2時間です(往復の移動時間は含まず)
日帰りで満喫!フランクフルト周辺のおすすめ観光地・見どころ紹介
ドイツ観光の王道、ハイデルベルク(Heidelberg)

見どころ紹介
ネッカー川沿いに広がるハイデルベルクは、古城と旧市街の美しい景観で知られる、ドイツを代表する観光都市のひとつです。町を見下ろすハイデルベルク城は、かつてプファルツ選帝侯の居城だった城で、現在は壮大な城跡として残っています。19世紀以降はドイツ・ロマン主義を象徴する風景としても知られるようになりました。
城の麓には歴史的な旧市街が広がり、ネッカー川に架かるアルテ・ブリュッケや、1386年創立のドイツ最古の大学・ハイデルベルク大学など、見どころも豊富。対岸の哲学者の道からは、旧市街と城、ネッカー川を一望できます。フランクフルトから少し足を延ばして、丸一日じっくり観光したい町です。
フランクフルトからのアクセス
| 乗車駅 | 下車駅 | 電車 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| フランクフルト中央駅 | ハイデルベルク中央駅 | RB68 もしくは ICE | 約1.5時間 約1時間 |
ライン川クルーズの出発地、リューデスハイム(Rüdesheim)

見どころ紹介
ライン川沿いのワインの町、リューデスハイムは、世界遺産「ライン渓谷中流上部」の南の玄関口に位置する人気の観光地です。町の中心には、ワイン酒場やレストランが並ぶ細い路地ドロッセルガッセ(つぐみ横丁)があり、リューデスハイムらしい賑やかな雰囲気を楽しめます。町からロープウェイに乗れば、ブドウ畑の上を通ってニーダーヴァルト記念碑へ向かうことができ、眼下にはライン川と周囲のブドウ畑が広がります。
そして、リューデスハイム観光とぜひ組み合わせたいのがライン川クルーズです。リューデスハイムから下流へ向かう船では、川沿いに連なる古城やブドウ畑を眺めながら、ローレライで知られる世界遺産区間を巡ることができます。リューデスハイムとザンクト・ゴア/ザンクト・ゴアスハウゼンを結ぶクルーズも運航されており、町歩きと船旅を合わせて一日楽しむのにぴったりです。
フランクフルトからのアクセス
| 乗車駅 | 下車駅 | 電車 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| フランクフルト中央駅 | リューデスハイム駅 | RB10 + Bus 10X (Wiesbadenで乗換) | 約1.5時間 |
大聖堂とグーテンベルクの町、マインツ(Mainz)

見どころ紹介
ライン川沿いに広がるマインツは、ラインラント=プファルツ州の州都で、2000年以上の歴史を持つ町です。中心部にそびえるマインツ大聖堂は、1000年以上にわたって町の景観と歴史を形づくってきた重要な建築物。大聖堂周辺から旧市街へ入ると、細い路地や歴史的な建物、木組みの家々などが残っています。
そして、マインツを語るうえで欠かせないのが、この町で生まれたヨハネス・グーテンベルクです。活版印刷の発明で知られる彼の功績は、グーテンベルク博物館をはじめ町の各所でたどることができます。さらに、シャガールのステンドグラスで有名な聖シュテファン教会やライン川沿いの散策など、見どころも豊富。フランクフルトから足を延ばして、半日から1日かけて楽しみたい町です。
フランクフルトからのアクセス
| 乗車駅 | 下車駅 | 電車 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| フランクフルト中央駅 | マインツ中央駅 | S8 | 約40分 |
古城と坂の旧市街を歩く、マールブルク(Marburg)

見どころ紹介
ラーン川沿いに広がるマールブルクは、丘の斜面に旧市街が広がる大学都市です。谷側の聖エリーザベト教会から、木組みの家々や石畳の路地が残る上町を抜け、丘の上に建つマールブルク城まで、坂道や階段を上りながら町を巡るのが大きな特徴です。旧市街には歴史的な市庁舎が建つマルクト広場もあり、中世以来の町並みと大学都市の活気が入り混じっています。
また、マールブルクはグリム兄弟が大学時代を過ごした町でもあります。ヤーコプとヴィルヘルムは19世紀初めにここで学び、現在の旧市街には、グリム童話の登場人物をモチーフにしたオブジェを探しながら歩く「グリム・ディッヒ小径」が設けられています。古城や教会を巡るだけでなく、坂の多い旧市街そのものを歩くことが楽しみになる町です。
フランクフルトからのアクセス
| 乗車駅 | 下車駅 | 電車 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| フランクフルト中央駅 | マールブルク中央駅 | RE30・RE98 | 約1時間 |
ルターと『ニーベルンゲンの歌』ゆかりの町、ヴォルムス(Worms)

見どころ紹介
ライン川沿いにあるヴォルムスは、古代ローマ時代から続く長い歴史を持ち、中世には帝国都市として栄えた町です。中心部にそびえるヴォルムス大聖堂は、マインツ、シュパイヤーの大聖堂と並ぶ、ライン地方を代表するロマネスク建築のひとつ。市内には中世の市壁の一部も残り、町の長い歴史を感じられる見どころが点在しています。
ヴォルムスは、1521年にマルティン・ルターが帝国議会で自らの著作の撤回を拒んだ場所としても知られています。さらに、中世叙事詩『ニーベルンゲンの歌』では、ブルグント王家の本拠地として物語の重要な舞台となる町。現在もジークフリートの泉やハーゲン記念碑など、ニーベルンゲンにちなんだスポットが町の各所に残されています。宗教改革と中世文学、二つの大きな歴史をたどれるのがヴォルムスの魅力です。
フランクフルトからのアクセス
| 乗車駅 | 下車駅 | 電車 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| フランクフルト中央駅 | ヴォルムス中央駅 | RE4・RE14 | 約1時間 |
バロック建築が美しい、フルダ(Fulda)

見どころ紹介
ヘッセン州東部にあるフルダは、大聖堂や市宮殿を中心としたバロック建築で知られる町です。町の象徴であるフルダ大聖堂は、18世紀初頭に建てられたヘッセン州を代表するバロック教会。すぐ近くには、同じく18世紀初頭にバロック様式へと整えられた市宮殿があり、オランジェリーにかけて庭園が広がっています。大聖堂、市宮殿、庭園、オランジェリーなどが集まる一帯は、フルダ観光の中心となるエリアです。
一方で、旧市街には細い路地や木組みの家々、1500年以前にさかのぼる旧市庁舎などが残り、華やかなバロック地区とはまた違った町並みを見ることができます。また、大聖堂のすぐ近くには、ドイツでも特に古い教会のひとつとされる聖ミヒャエル教会もあります。バロックの壮麗な建築と、より古い時代の町並みをあわせて楽しめるのがフルダの魅力です。
フランクフルトからのアクセス
| 乗車駅 | 下車駅 | 電車 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| フランクフルト中央駅 | フルダ駅 | RE50 | 約1.5時間 |
グリム兄弟が育った町、シュタイナウ(Steinau an der Straße)

見どころ紹介
シュタイナウ・アン・デア・シュトラーセは、グリム兄弟が幼少期を過ごした町として知られています。兄弟の父フィリップ・ヴィルヘルム・グリムはこの町で行政官を務め、一家が暮らした旧官舎は現在、グリム兄弟の家として公開されています。館内では、兄弟の生涯や研究、童話の世界について紹介されており、とくにシュタイナウで過ごした幼少期に関する展示も充実しています。
町にはこのほか、ルネサンス様式のシュタイナウ城や歴史的な市庁舎、木組みの家々が残る旧市街など、徒歩で巡れる見どころがまとまっています。グリム兄弟ゆかりの場所を訪ねながら、歴史ある町並みをコンパクトに観光できるのがシュタイナウの魅力です。
フランクフルトからのアクセス
| 乗車駅 | 下車駅 | 電車 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| フランクフルト中央駅 | シュタイナウ駅 | RE50 | 約55分 |
グリム兄弟生誕の地、ハーナウ(Hanau)

見どころ紹介
フランクフルトの東に位置するハーナウは、ヤーコプ・グリムとヴィルヘルム・グリムが生まれた町として知られています。町の中心にあるマルクト広場には、1896年に建立されたグリム兄弟記念碑が立ち、ハーナウがグリム兄弟ゆかりの町であることを象徴しています。この記念碑は、ハーナウからブレーメンまで続くドイツ・メルヘン街道の出発点にもなっています。
町の西側には、バロック様式のフィリップスルーエ城があり、現在はハーナウの歴史博物館として公開されています。館内には、グリム童話の世界を体験できる「グリム童話王国」も併設されています。このほか、後期ルネサンス様式の木組み建築であるドイツ金細工師の家など、グリム兄弟以外の見どころもあります。
フランクフルトからのアクセス
| 乗車駅 | 下車駅 | 電車 | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| フランクフルト中央駅 | ハーナウ中央駅 | S8・S9 | 約30分 |
アクセスに関して
本記事に掲載のアクセス情報は、全て2026年8月現在確認できる「乗り換えなし」のルートを掲載しています(リューデスハイムを除く)。フランクフルト近郊の一部のルートが2026年12月12日頃まで工事のため不通で、公式サイトでは代替交通が提示されていますが、旅行者には分かりにくいと判断し、直通のみを選んで載せています。
しかしダイヤは頻繁に変わるため、🌐 DB(ドイツ鉄道)またはRMV(ライン=マイン交通連合)の公式サイトから、最新の所要時間や運賃を確認してください。
ドイツ全土の公共交通機関が定額で使える「Deutschlandticket(ドイチュランドチケット)」ももちろん利用可能です。こちらの記事で詳しく紹介しています。
おすすめの現地ツアー
フランクフルトでの滞在時間を有意義に使って、少し遠くまで行ってみたい方には、現地ツアーがおすすめです。個人では日帰りはちょっと難しいエリアでも、ツアーなら手軽に楽しむことが出来ます。
おわりに
今回ご紹介した8つの町は、どれもフランクフルトから日帰りで気軽にアクセスできるおすすめのスポットです。最後に、旅の目的に合わせた選び方を簡単にまとめておきます。
- 王道の観光・古城を楽しみたい ➔ ハイデルベルク
- ワインと絶景に癒やされたい ➔ リューデスハイム
- 大聖堂や歴史ある街並みを歩きたい ➔ マインツ、ヴォルムス、フルダ
- グリム兄弟ゆかりの町を巡りたい ➔ マールブルク、シュタイナウ、ハーナウ

フランクフルトは都会的な魅力だけでなく、周辺観光の拠点としても最強の街です。ぜひこの記事を参考に、一歩足を延ばしてドイツの多様な魅力を肌で感じてみてくださいね。
🏰ドイツ各地の観光スポットや街歩きコースは、他の記事でも紹介しています。人気都市から歴史ある町まで、現地在住の筆者がまとめた旅行ガイドを掲載しています。ぜひ[ドイツ観光案内カテゴリー]もあわせてご覧ください。










